泣かない小児歯科

泣かない小児歯科

「歯科恐怖症の多くは医原性であり、特に小児期の治療体験に基づくものが多く、小児期の適切な管理により予防可能である」とワシントン州立大学のDomoto教授は述べています。つまり、子供のころに受けた歯医者での嫌な体験は、「トラウマ」となり、その後の人生を大きく左右してしまうというわけです。

そこで当院では、子供が歯医者嫌いにならないような親しみやすい雰囲気作りと、その子にあったペースでの治療をしています。また、保育士のスタッフも在籍し、子供に治療を受けさせやすい環境を整えました。このページでは、当院の小児歯科に関する取り組みをご紹介します。

子供本人と信頼関係を築きながら治療を行います

お母さんとの信頼関係はもちろん、小児本人との信頼関係を築きながら治療を行います。ですから泣いている子を押さえつける治療はいっさい行いません(緊急時、母親の希望による場合を除く)。子供との信頼関係を作るためには多少時間がかかることもありますが、本人の納得のもとでの治療を行うことを原則としています。

<子供の虫歯治療 小児歯科に通う意味とは?についてはこちら>

子供本人と信頼関係を築きながら治療を行います

お母さん・お父さんの協力を得ながら治療を進めます

お子さまの健康はお母さんの協力がなければ成り立ちません。そこで、診療にはお母さんになるべく付き添っていただき、子供たちに安心感を与えると同時に、治療や予防を間近で見ていただき健康の大切さを実感していただきたいと思っています。ぜひ、子供たちが健康になることの喜びを間近で実感してみてください。

スタッフは皆、お母さんと一緒に悩み励まし合って、子供たちが健康になることの喜びを 共に分かち合いたいと願っています。

お母さん・お父さんの協力を得ながら治療を進めます

プレイコーナーを完備

小さなお子さまがいて、思うように通院できないと思っているお母さんはいませんか?当院では、キッズスペースを完備。治療の待ち時間はもちろん、診療中もスタッフが小さいお子さまをサポートしております。どうぞ、お気兼ねなく親子連れでご来院ください。

プレイコーナーを完備

子供を「歯磨き嫌い」にさせないようにするには?

歯磨きはいつ始めたらよいでしょうか?という質問をよく受けます。乳歯が生え始めるのは個人差はかなりありますが、生後6ヶ月くらいが平均的です。基本的には、歯が生え始めたらすぐ磨き始めたほうが良いのですが、ほとんどの場合、磨けばいやがります。実際に当院を訪れた小さい子供のお母さんの多くは、歯磨きをなかなかやらせてくれないといいます。

いやがるには必ずいやがる理由があります

3歳くらいになってもいやがる場合のほとんどは、磨く力が強すぎて痛いのが原因です。乳幼児の場合、たとえ痛くなくても歯ブラシという異物を口の中へ入れられれば、いやがるのは当たり前です。この時期には、あくまでも歯磨きに慣らせること、習慣づけを目標にしましょう。

きれいに、完璧に磨きたいというお母さんの気持ちは分かりますが、そのために歯磨きが嫌いになっては何にもなりません。少しでもいやがったらすぐにやめて、子供にもたせて自分で歯磨きをさせましょう。もちろんお遊びでかまいません。お母さんが磨く時間はたとえ2~3秒でもかまいません。

いやがるには必ずいやがる理由があります

いやがるのに無理に磨くのはやめましょう

この時期のむし歯予防は歯磨きではなくフッ素にまかせれば大丈夫です。

歯科医院で売っているフッ化物ジェルをオススメします。ジェルを歯ブラシの先に少しつけて磨いてあげてください。磨くというより歯につける程度でかまいません。もしフッ化物ジェルが手に入らない場合は、子供用のフッ素入り歯磨きを、歯ブラシの毛先に米粒程度つけて磨いてあげてください。

この程度の量であればゆすがなくても問題ありません。また歯磨きの味に慣れさせるという意味でも良いと思います。子供が自分から歯ブラシをもって磨いてくれとせがむようになればもう大丈夫です。

いやがるのに無理に磨くのはやめましょう

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