コラム

増えている『ぽかん口』の子

みなさんのまわりの子供さんで、ぽかん口(普段口をきちんと閉じられていない)の子はいませんか?おそらくたくさんいると思います。私が担当している清久小学校で、以前アンケート調査をしたとき、35%の子がぽかん口であると父兄が認識していました。
当院へ来院する子供さんのお父さん・お母さんと話してみると、多くの方は、このぽかん口はよくないということを知っているようです。鼻呼吸の子はしっかり唇を閉じています。逆に口呼吸の子はぽかん口で厚い唇をしています。

最近AKB48のともちんで有名になった、いわゆるアヒル口の子は大抵鼻呼吸の子です。そもそもどうして口呼吸になってしまうのでしょう?レントゲンで調べてみると、口呼吸の子は気道が狭いことが分かります。気道が狭いと鼻だけで息をするのがつらいので、だんだん口で息をするようになります。

口呼吸は健康の大敵!

グラフ

このグラフは以前私が清久小学校で実際に調べた結果です。口呼吸と鼻呼吸の子のアレルギーとの関係を示しています。黄色が花粉症などアレルギー性鼻炎・喘息・アトピー性皮膚炎がある子、ピンクがない子を示しています。口呼吸の子の方が、鼻呼吸の子に比べて鼻炎・喘息・アトピーとも、はるかに多いことが分かります。
口呼吸はこの様なただアレルギーだけではなく、免疫力が下がるため他の病気にもかかりやすいと言われています。口呼吸を治すのはなかなか難しいことです。しかし健康に関して一生の問題なので、ぜひ治したいものです。

口呼吸の治し方

口呼吸を治すには二つの方法があります。
①口呼吸そのものを治す。
②口呼吸の原因である狭い気道を広くする。
口呼吸を治すには口輪筋というお口のまわりの筋肉をつけることです。
おそらく、口を意識して閉じることで口呼吸を治そうとした人はたくさんいると思います。しかしそれだけでは治せなかったという経験をお持ちの方が多いと思います。

口呼吸そのものを治す

口呼吸を治すには、口輪筋を鍛えるトレーニングが効果的です。これは『パタカラ』という器具を使います。1日4回3分間この器具を使ってトレーニングを行うと、3ヶ月ほどで唇が閉じるようになり、唇の形もよくなってきます。このパタカラは美容・老化防止・高齢者のリハビリにも使われ、効果を上げています。興味のある方は当院スタッフにおたずねください。

気道を広くする

気道が狭いと口呼吸になります。その狭い気道を広くするには、当院で行っている機能矯正という矯正の効果があります。気道が狭いのは上顎・下顎の前方への成長が足りないからです。この成長が足りない顎を前方へ成長させることで気道が広がり、口呼吸が治まります。また顎の成長を正しくすることで、歯並びも顔つきもきれいになります。ただし、まだ顎が出来上がっていない成長期の子供でないと気道は広がりません。鼻炎・喘息・アトピーなどの症状がある場合は、早めにご相談ください。

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