歯の役割について

仕事が忙しくて歯医者に通う時間がない。通った方が良いとは思っているけど面倒で先送りにしているという方は少なくありません。

歯は食事をするためにあるわけではありません。「歯を失ったり、状態が悪くなってから大切さに気が付いた」と後悔しないためにも、

歯がどんな役割を果たしているのかを知っておきましょう。今回は、歯の重要な役割についてご説明させて頂きます。

発音

歯が欠けてしまったり、歯が抜けてなくなってしまうと、言葉の発音がはっきりとせず言葉が伝わりにくくなってしまいます。

言葉を発する基礎となる「a.i.u」の母音は、口の中が狭くなったり、異物が入ったりすると正常に音を発することができなくなります。

歯の間の大きな隙間、嚙み合わせが悪い、出っ歯など歯に異常がある方と歯並びが正常な方を比較してみると、発音の違いがハッキリと分かります。

また、日常で入れ歯を使用している方で、言葉が発しにくいと違和感をお持ちの方は、入れ歯の交換を検討してみてください。

バランス・力

日常生活で意識されている方はほとんどいないと思いますが、歯を噛みしめることで力を発揮しています。

歯を噛みしめることにより、首の骨や周りの筋肉が上手く固定されて、より強い力を発揮することが出来るようになります。

プロのスポーツ選手たちが歯のケアに気を付けているのは、噛みしめすぎて歯が悪くなりやすいという理由だけではなく、歯が力を入れる際のバランスに大きく関わっているからです。

健康への影響

噛むこと自体が歯周辺の血行を促進したり、唾液の分泌や脳の活性化をサポートしたりと、私たちが健康を維持するために大きく影響しています。

また、ストレスにも歯は関係してきています。ストレスを感じると脳内ドーパミン含有量が増加します。噛むパワーはドーパミンの過剰放出を防ぎ、脳内ドーパミンの含有量を減少させてくれるため、ストレス解消のためにも働いてくれます。ガムを噛むことでイラつきを抑えたり、集中力を高めたりすることがありますが、これも歯が健康な状態だからといえます。

歯に痛みが出てきている場合は、歯周病や虫歯がかなり進行しており、場合によっては大きな治療が必要になってしまう可能性があります。

そのような事態を避けるためにも、定期的に歯医者に通って検診を受けましょう。

埼玉県久喜市にある歯医者【歯科渡辺医院】では、一般歯科・小児歯科・予防歯科・矯正歯科など、保険診療も自費診療も両方行っております。

無理に治療をすすめることはありませんので、まずはお気軽にご相談ください。