病気や事故などで失ってしまった歯の機能を回復させるため、チタン製の人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込む治療法です。
セラミックという陶製の素材を人工歯としてかぶせるため、保険治療で扱う素材に比べて美しい見た目を実現可能。
また、骨にがっちり埋め込むため、まるで自分の歯のように快適な噛み心地を再現できます。
インプラントに使われるチタンは生体親和性にすぐれる素材で、人間の体に異物防御反応を起こさせません。
インプラントの「埋まる部分」はネジのように螺旋状の形状をしており、骨に馴染みやすいように加工されています。
治療に年齢制限はありません。健康な18歳以上の方ならどなたでも治療を受けていただけますし、高齢者の方でも全身疾患などの問題がなければ治療ができます。
はい、可能です。患者さんの状況にもよりますが、歯や骨が多く残っていれば、好条件で治療を行うこともできます。
見た目の美しさや噛み心地の快適さなど、メリットの多いインプラント治療ですが、以下のようなデメリットもあります。しっかり理解したうえで治療を選択しましょう。
噛み合わせが悪い場合でも対応可能です。インプラント治療を行う際は、治療完了後の噛み合わせも考慮して治療計画を立案しますので、安心してお任せください。
糖尿病を患っている方の場合、一般的にはインプラント治療は避けたほうがよいとされています。ただし、医師及び歯科医師の管理のもと、十分な管理体制にある軽度の糖尿病の方の場合であれば治療を受けることができます。
糖尿病をお持ちでインプラント治療をご希望の方は、埼玉県久喜市の歯医者「歯科渡辺医院」までご相談ください。
インプラント体はチタンでできています。
チタンは生体親和性が高く、金属の中でもアレルギーを招くリスクが少ないため、長期的に安心して使用できます。ただし、チタンアレルギーの方がインプラントを入れると、インプラントが安定せずに抜けてしまいます。チタンアレルギーの疑いがある場合は、パッチテストなどを行う必要がありますので、詳しくは埼玉県久喜市の「歯科渡辺医院」へご相談ください。
はい。以下に該当する方はインプラント治療を受けることができません。
インプラントの上部に用いるかぶせもの(歯冠)は、金属であれば壊れることはほとんどありません。セラミックでもそういったケースはあまりありませんが、まれに欠けたり壊れたりすることがあります。ただし、噛み合わせなどを調整することでそうしたリスクもなくなります。
壊れる原因を最初から排除することが大切です。
できる場合とできない場合があります。骨の硬さや厚みが十分で状態がよい場合は、その日の内にインプラントの埋入を完了させ狩場を入れることも可能です。不安な方は、お気軽に久喜市の歯科渡辺医院までご相談ください。
インプラントを安全に埋め込むには骨に一定の厚みや量が必要ですが、骨が少ない(薄い)方は「サイナスリフト法」「GBR法」「スプリットクレフト法」といった骨を増やす手術を行うことでインプラントを入れることが可能になります。ただし、これらは負担の大きな外科手術となるため、身体的負担が少ない方法を希望される場合はショートインプラントなどをご検討いただくとよいでしょう。
できないことはありませんが、お勧めはしていません。なぜなら、タバコに含まれるニコチンは血流の素材や血管収縮を引き起こし、インプラント治療の悪影響を及ぼすからです。実際に、喫煙者は非喫煙者に比べてインプラント治療の成功率が低いことが学会でも報告されています。
また、喫煙はインプラントだけでなく歯周病の症状を悪化させることでも知られています。治療の際は禁煙してからのほうがよいでしょう。
高血圧の方は基本的にはインプラント治療を避けたほうがよいとされていますが、血圧を薬でコントロールできていれば問題はありません。ただし、服用している薬や症状などは患者さん一人ひとりが異なるため、高血圧の方は必ず事前にお申し出ください。
インプラント治療の手術時は、局所麻酔をかけますので痛みはありません。埼玉県久喜市の歯医者「歯科渡辺医院」では、先進の麻酔技術を用いて麻酔自体の痛みも最小限に抑えるよう心がけています。
「インプラント」と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか。なかには、「大がかりな手術が必要」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし近年では、素材や形状、手術方法などが改良されたことで、当初よりも安全かつ容易に処置できるようになり、かつ長期的な使用が可能になりました。こうしたことから、最近ではインプラント治療を希望する方が増えてきています。
ただし一方で処置後のメインテナンスを十分に行わないことでお口のトラブルに見舞われるケースもあります。また、適応症例に限りがあることもインプラント治療の障害になり得ます。まずは全身疾患がないこと、そして喫煙の習慣がないことは基本的な条件です。喫煙は、予後が悪くなる報告が多数あり、数年しかインプラントが持たないといった例も珍しくありません。
インプラント治療の成功率は、98%から99%です。失敗の原因はいろいろですが、代表例としてはメインテナンスが十分でなかったことによるインプラント周囲炎があります。あごの骨の状態にもよりますが、多くの場合は再手術が可能ですので、詳しくは歯科医師に直接ご相談ください。
口腔内の状態によってさまざまですが、1~3本ぐらいの埋入手術であれば1時間から1時間半ぐらいで終了するのが一般的です。難症例のケースではさらに時間がかかります。比較的簡単な症例の場合は、30分程度で終わることもあります。
手術中は基本的に口を開けていただくことになりますが、ずっとお口を開けたままというのはつらいものです。器具を取り替えるタイミングなど、患者さんが口を楽にできる時間をできるだけ設けるようにしておりますので、どうぞご安心ください。つらくなったらお教えいただければと思います。
インプラント治療を受けられてから、早い方であれば2ヶ月ほどで問題なく噛めるようになります。ただし、患者さまに歯ぎしりや食いしばりなどの癖がある場合は、しっかり噛めるまでにやや時間がかかることもあります。また、歯周病を治療した直後にインプラント埋入を行った場合など、リスクが高いと考えられるケースにおいては経過観察期間が長くなります。
入院の必要はありません。念のため、手術直後は安静にしていただくことを勧めていますが、基本的にはデスクワークなどの仕事をするうえでは問題はないでしょう。
万が一、手術が失敗した場合でも、患者さんのご希望に応じて再手術を承ります。その際の費用は、保証内でまかないます。
無理して硬いものを噛むと、歯が割れたり欠けたりすることがあります。あまりに硬い食べものはやめておいたほうがよいでしょう。ただし、普通に食べられるものであれば特に気にする必要はありません。
チタンは金属の中でもアレルギーを招くリスクが非常に小さい素材であり、生体親和性も高いので、体にデメリットをおよぼす可能性はほとんどないと考えていいでしょう。ただし、チタンアレルギーをお持ちの方は注意が必要です。
人工物であるインプラントはむし歯になりませんが、インプラントの周囲は人工物ではないため歯周病に似た炎症を起こすことがあります。症状が軽度な場合はスケーリングなどの処置を行いますが、重度の場合は外科手術が必要です。定期的なメインテナンスで歯周病は予防できますので、定期検診を積極的に活用してください。
保険診療の入れ歯だと周囲から“違和感”に気づかれてしまうことがありますが、インプラントなら近くで見られても気づかれることはほとんどありません。あごの骨に埋め込むインプラントは目立つ原因となる金属のバネなどを使用しないうえ、歯冠には審美性が高いセラミックを用いるので天然歯のような自然な見た目が実現できます。
インプラント治療において重要なのが「前歯の治療」ですが、近年はとくに見た目が重視される前歯の審美性を高めるためにさまざまなタイプの人工歯根やパーツが開発されています。もちろんインプラントはしっかり骨に結合するので、食事中に外れたり、噛みにくさを感じたりすることもありません。
外科的な刺激が大きくなった場合など、患者さんによっては多少患部が張れることがあります。ただし、腫れ自体は手術自体に対する正常な反応ですのでとくに問題はありません。通常、術後3~4日程度で腫れがピークとなり、だいたい1週間程度で腫れは完全に収まります。
体が温まると血流が良くなり、痛みやが出やすくなったり出血が増えたりするので、インプラント治療後はできるだけ運動を避けるようにしてください。また、体が疲れると抵抗力が下がり、治癒も遅くなります。
通常、手術後3~4時間で麻酔が切れますので、その後お口のしびれがなくなったら食事をしても大丈夫です。ただし、手術をした箇所で食べ物を噛むのはできる限り避けてください。また、硬い食べ物は避け、やわらかい食べ物を摂取するようにしましょう。食事をして栄養を摂ることで抵抗力がつき治りが早くなりますので、積極的に食事を摂りましょう。
入浴で体が温まると、血流が活発になって痛みや出血が強くなることがあります。できれば入浴は避け、軽くシャワーを浴びる程度にしてください。
手術した部位については、歯磨きによって傷口が開くことがありますので避けてください。ただし、すべての歯を磨くことを怠ると、次の感染の原因になるため、治療箇所以外の部は歯ブラシで丁寧に磨くようにしましょう。歯磨きの際は歯磨き剤の使用は避けましょう。また、歯磨き後の「ぶくぶくうがい」は傷を悪化させることがあるため厳禁。どうしてもという方は、かるくゆすぐ程度にするとよいでしょう。
もし手術後に痛みが出なかったとしても、歯科医師から処方された薬(抗生物質)は必ず服用するようにしましょう。薬の効果で感染の予防や炎症を和らげる効果があります。
2回法の場合は埋め込んだインプラントと骨の結合を待つため、一次手術から人工歯を装着するまでは間があります。この際、ほとんどのケースで仮歯もしくは入れ歯を入れるようにしています。ただし、患部の状況によってはすぐに入れられない場合もあります。
もちろん、必要です。インプラント自体はチタン製のため、むし歯にはなりませんが、適切なメインテナンスを行わなかった場合、歯周病に似た症状「インプラント周囲炎」を引き起こすことがあります。インプラントの寿命にもかかわってきますので、正しい歯磨きはもちろん、定期検診も欠かさないようにしましょう。
インプラントは、補綴治療の中でも噛む力を高いレベルで回復させられる方法です。骨にしっかり結合されるので、自分の歯と同じようにしっかり噛むことができます。自分の歯で食べられるものは、インプラントでも問題なく噛めるとお考えください。
手術を行った当日は、激しい運動や飲酒、入浴は避けてください。ただし、短時間のシャワーは問題ありません。また、患部への感染を防ぐため、処方された薬を必ず飲むようにしてください。うがい薬は手術の翌日から使い、患部を清潔に保つよう努めてください。
インプラントの10年生存率(10年後も機能し続ける割合)は95~97%程度といわれています。ただし、患者さんのお口の衛生管理状況によって変わってくるため、すべても患者さんに当てはまるわけではありません。ひとついえるのは、衛生状態が悪いとインプラントの寿命は短くなるということです。インプラントが実用化されたのは1965年。このときの施術された方は、亡くなるまでの実に41年間、問題なくインプラントが機能し続けたといいます。
このことから、初期のインプラントであっても40年間は実用に耐えうることが実証されています。とはいえ機能を十分に発揮するには、担当医や歯科衛生士の指導に従って正しく使用する必要があります。インプラントのメインテナンスでお悩みの場合は、久喜市の歯医者「歯科渡辺医院」までご相談ください。
インプラント治療後に歯と歯の間に食べものがつまりやすくなるのは、もとの歯根の太さとインプラント体の太さが異なることに原因があります。歯と歯ぐきの間にものがつまるのも原因は同じで、以前あった天然歯と太さが異なるために歯ぐきとの間隔が変わってしまうためです。
インプラントなどの人工歯を製作する際には、食べものがつまりにくいように考慮して設計や調整を行います。しかし、食べものがまったくつまらない形態がベストなのかというと、そうではありません。食べものが挟まらない形態は「つまった汚れを取りにくい形態」と言い換えることもでき、それはつまりブラッシングしにくい形態でもあるのです。食べもののつまりが多いのは問題ですが、ある程度は歯磨きによってコントロールする必要があると言えるでしょう。どうしても気になるという方は、埼玉県久喜市の歯医者「歯科渡辺医院」へご相談ください。
天然の歯には歯と顎の骨の間に「歯根膜」と呼ばれるクッションのようなものがありますが、インプラントの場合は歯根膜がないため歯を噛みあわせたときに力が直接骨に伝わり多少の違和感が出ることがあります。このような場合は、周囲の歯とバランスをとりながら、適切な噛み合わせに調整します。
インプラントの離脱を招くよくある原因のひとつに、インプラント周囲炎があります。インプラント周囲炎は、埋め込んだ人工歯根の周囲で起こる歯周病に似た症状のこと。インプラントは人工物なので虫歯になる可能性はありませんが、インプラントを埋め込んだ骨や周囲の歯ぐきは人工物ではないので、歯周病のように炎症で溶かされてしまうリスクがあります。
インプラントの周囲の骨が徐々に溶かされ、グラグラしはじめたインプラントをそのままにしておくと、周囲の骨がさらに失われてしまいます。ここまでインプラント周囲炎が進行したケースでは、埋め込んだ人工歯根を取り除かなければなりません。そうして歯周組織が回復するのを待ってから、再び補綴治療を検討することになります。
インプラント周囲炎は、免疫力や体調の変化によって進行のスピードが変わってきます。日ごろのプラークコントロールを丁寧に行い、定期検診も必ず受けるようにしましょう。
鼻の奥から頬にかけて違和感や感覚異常がある場合は、歯性上顎洞炎(しせいじょうがくどうえん)の可能性があります。歯性上顎洞炎は、臭いが感じられない、鼻がつまっている、鼻水が喉に流れる感覚がある、鼻水が黄色くて粘り気がある、といった症状が代表的な副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)の一種で、歯が原因で上顎洞に炎症が起こったケースを指します。
上顎の上には上顎洞という空洞がありますが、歯やインプラント体の先端はここと近接しているので、細菌感染が起きると上顎洞にも炎症がおよんでしまう可能性があるのです。
歯を支えるあごの骨のことを「歯槽骨」と言いますが、この歯槽骨は加齢とともに少しずつ吸収されて痩せていきます。インプラントを埋め込んだ箇所の歯槽骨も例外ではありませんが、特定のインプラントに強い力が継続的にかかる「過重負担」や人工歯根の周囲で歯周病に似た症状が起こる「インプラント周囲炎」、あるいは免疫力の低下などによって、骨の吸収は早まってしまうので注意が必要です。
インプラントの周囲の歯槽骨が大きく失われてしまった場合は、同じ部位へのインプラント再治療ができない可能性もあります。その場合はインプラント以外の治療法を検討することになりますが、骨吸収をいかに抑えてインプラントを保てるかが、インプラント治療が現在直面している課題と言えるでしょう。
歯のない期間が長期に及んだ場合、そのようなトラブルが起きやすくなります。その理由は、歯の亡くなったスペースに頬の内側の肉や舌が入り込んでしまうから。新しい歯を入れたとしても頬や舌の筋肉がお口の中の変化に対応できずに誤って噛んでしまうのです。
一度噛んでしまうと、その部分が腫れてしまい、余計に噛みやすくなってしまいます。ただし、しばらくすると筋肉が慣れていくため大きな心配は要らないでしょう。
発音しにくくなったのは、お口の中の環境が変化したことが原因として考えられます。これは「慣れ」なのですが、違和感がなくなる期間については個人差があります。